2010年ウィーン便り

トップへ戻る

2010年分

12月のお便り

ステファン教会のリース

皆さま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

今回の帰省では、母校を訪れる機会に何度もめぐまれ、懐かしい時間を過ごす事が出来ました。

私の母校はプロテスタントの学校で、学校生活の中にキリスト教の教えがいたるところに溢れていました。 それは今だから、“溢れていた”という表現になるのですが、そのころは、そんな自覚はなかったと思います。聖書の授業もあり、聖書を読み、キリスト教の成り立ち、教え、などを学びました。

あのころは「教えられること」として、半ば「歴史」の感覚で学んだだけでしたが、それが、ヨーロッパに留学して、日常の生活の中に今も生きているものとして体験した時には、驚きに近いものを感じました。 絵の中から人が出てきて、歩き出したような印象でした。

ステファン教会のミサ

留学してから初めて、知らない間に、恵みとして与えられていたものが、こんなにたくさんあったのかと、思うことが良くあります。それはまるで、知らない間に地面に落ちていた植物の種が、ある日突然「ぽっ」と芽をだしたかのようです。

ステファン広場のツリー

そんな事を母校の皆さんにお話しながら、また改めて、先生方、たくさんの方々、仲間たち、友人たち、そして家族から与えられているものがこんなにたくさんあるのだと、思う日々でした。・・・・・そして願わくば、与えられる恵みに、早く気付いて、与えてくださる方々に、心からの感謝をお伝えできたら・・・と思います。

・・・・今年もたくさんの方々に支えられ、元気に過ごす事が出来ました。

みなさまの温かいお心に、深く感謝いたします。

心安らかなクリスマスと
幸せ多き新年をお迎えになられますよう
心からお祈りいたします。

森野由み

11月のお便り

日本の秋

皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

このお手紙を熊本へ向かう電車のなかで書いています。
稲を刈った田んぼが続いてなんとものどかな風景です。

田んぼってきれいですよね。
特に田植えのころなんて、きらきらした水面に小さな苗が規則正しく植えられて、凛とした感じで、いつまで見ていても飽きることがありません。

日本を離れて初めて気がついたことがたくさんあります。

今まで当たり前だった事が、日本を離れる事で、急に輪郭を持って目の前に現れたようなものがたくさんあります。「田んぼの美しさに目覚めたこと」もそのうちのひとつです。
…日本は素晴らしく恵まれた国で、私は日本人で本当に良かったと幸せにおもいます。

さて、今月13日と19日に、神戸と東京でコンサートをさせていただきます。

日本の秋

13日は、神戸の酒心館というところですが、昔の酒蔵をホールに改装したところだそうです。
私はまだ見に行ったことがないので、13日が楽しみです。

もともと酒蔵だったというイメージと利き酒なども出来るという事で、プログラムは「ウィーンの歌」ばかり集めました。ウィーンの人々もそうした歌を、美味しいウィーンのシャンパン―セクト―や、ワインを片手に楽しむのがとても好きです。そんなウィーンの人々に愛されている歌を今回は「日本酒」を味わいつつ、楽しんでいただければと思います。

19日は、東京・神楽坂にある音楽の友ホールです。

こちらはオペラの物語の「女性たち」を集めてみました。モーツアルトの3大オペラのひとつであるコシ・ファン・トゥッテの中から、「自分こそは貞節の鏡」と信じて疑わないフィオルデリージ。

水田は日本ならではの風景

オペラ「魔弾の射手」のエンヒェンはこのオペラの中で、唯一明るく楽しいキャラクターの持ち主です。

シェークスピアの戯曲「じゃじゃ馬ならし」を元に作られた同名のオペラからは、気性が激しく感情を当たりかまわず爆発させるカテリーナが、突然自分の中にある女性らしい優しさと愛に目覚めるシーンを選んでみました。

オペラの時間の中に凝縮された女性たちの様々な表情を演じてみたいと思っています。

このホームページをご覧の皆さまと、会場でお目にかかることができれば幸せです。

森野由み


認証コード(7601)

10月のお便り

ウィーン子の散歩道、プラター

皆様お元気でいらっしゃいますか?

今日久しぶりに朝から散歩に出ました。
このところウィーンの町も私の住んでいる田舎の町も霧が立ち込めたようなお天気で、今日はまた特に霧が濃いようです。

しばらく青空を見ていないなあ、と思います。

・・・・・ウィーンに留学する少し前に、ドイツへ演奏旅行に連れて行っていただきました。 ヘルダーリンという詩人の記念の年で、その詩人の詩に作曲された、歌曲を歌うというものでした。シュトゥットガルト、チュービンゲン、ワイマールドレスデンなどいくつかの都市を回りとても素敵な思い出となっています。

最初に飛行機で降り立ったのはシュトゥットガルトで、そこから車で宿泊先である郊外の「FREUDENTAL」-フロイデンタール  喜びの谷- というところまで行きました。とてものんびりしたいいところで、日本から農業の勉強をしに来ているという青年もいました。

初めてヨーロッパで滞在するところが「喜びの谷」なんて、なんて素敵な名前のところかしらととてもうれしくて、東京の声楽の先生にわくわくしながらはがきを書いた覚えがあります。

「喜びの谷」は名前も場所もすっかり気に入っていたのですが、ひとつだけ、どうも受け入れがたいものがありました。 「お天気」でした。

あれも9月の終わりか10月頃だったと思いますが、「喜びの谷」にいた間ずっと、今日みたいな霧の立ち込めるお天気でした。 日本は冬でもすっきりと晴れ渡るのに、何日も続けて暗ーいのには、げんなりしました。 毎朝、「今日こそは晴れかなあ・・・」なんて期待しながら、カーテンをあけては、がっくり・・といった日が続きました。

あの旅行から2ヶ月ほどして、留学のためウィーンきたのですが、今度は道に積もった大量の雪にびっくりしました。時期的に「喜びの谷」よりもっと日が短くて、晴れない毎日でしたが、生活に慣れるのに必死だったし、生まれてはじめてみる、たくさんの雪が珍しく、別の楽しみがありました。

こちらでの生活が長くなり、こんな霧の濃い寂しげな日や、まるで夜が明けないような真冬の暗いお天気の日には、キャンドルをともしたり、アロマをたいたりして過ごすようになりました。 こちらにはたくさんのアロマ精油や香りのするキャンドルが出ていますが、こういうものをたくと不思議と、太陽が輝いていなくても、心にぽっと光がともったような気がします。

もうすぐ日本に戻ります。

皆様におめにかかれるのを楽しみにしつつ・・・

森野由み

  • はじめまして。ホームページのウィーンの便りを読みました。私も大学時代の研修でウィーンに2週間の短期留学をしました。自分の専門のレッスンの他にもそれに関係した講義、ウィーン市内の観光、音楽鑑賞などとても充実した生活が送れました。ちなみに、私の大学のアカデミーはシェーンブルーン宮殿の近くにあります。ウィーンに本格的に留学することが私の夢です。 -- モモ 2010-10-18 (月) 20:07:32
  • こんにちわ、モモさん!
    お便りありがとうございました! ウイーンにいらしたんですねえ! PENZINGの大学に通われてたんでしょう? 私もそこに通ってました! その頃はHIETZINGのちょっと先に住んでたので、時々シェ-ンブルン宮殿のお庭を通って、駅まで抜けてました・・
    何か留学のお手伝いができることがあったら、お知らせくださいね! -- もりのゆみ 2010-10-21 (木) 06:31:23

認証コード(8439)

9月のお便り

ウィーンの収穫祭

皆様いかがお過ごしですか?

日本は、9月に入っても、まだとても暑いとうかがっています。

こちらは9月に入り、ぐっと冷え込んだ感じで、どこかで秋が目を覚ましたのかなあと思うこの頃です。

夏の間、ゆっくり育っていたりんごが赤く色づき始めました。家庭菜園をしているお宅の庭ではトマトなどがおいしそうです。くるみの木がたくさんの丸い実をつけてますし、プルーンやぶどうや洋なし、木苺も色づいて「実りの秋」を感じさせます。

うちから駅まで近道があり、畑の横を通るのですが、そこにたくさんの木苺がなっています。一見赤いのがおいしそうなのですが、黒い実が熟れてる木苺でとても甘くておいしいです。「出掛ける前にフレッシュなビタミン」なんて、よく熟れてる木苺をつんで食べるのがこのところの楽しみです

つい最近、この村で「神父さんのホイリゲ」という催しがありました。「ホイリゲ」はだいたいワイン農家が自分のところのワインを飲ませるちいさなお店で、ワイン造りで盛んな村などは、ワイン農家がずらりと並んでいて、年に何回か、お店を開けてワインをのませてくれます。

郊外の小さな街

電話さえすれば、お店が開いてなくても、ワインを買うことができます。

それに比べて「神父さんのホイリゲ」なんて、ちょっと不思議な響きで、もしかしたら、何百年もの秘蔵のリキュールや、教会にいい伝わる特別レシピの料理とか、そうでもなければ、自家栽培で採れた野菜やハーブをたっぷり使った料理でも出るのかもしれないと思い、興味津々で出掛けました。

ところが、秘蔵のリキュールも特別レシピも私の想像の行き過ぎで、神父さんが直接お料理に腕を振るうのではなく、教会の信者の方たちが、ご自分たちで手作りしたものを持ってきて、それを売ってできたお金で、教会や、それに付随する施設を修理したり、新しく作ったりするのに充てるのだそうです。なるほど!と思いました。

子牛のカツレツなどのオーストリア料理には欠かせないお料理のほかに、ホイリゲにはおなじみのハムやチーズがたくさんありました。

中でもすごかったのは、ケーキで、普通ホイリゲにはそんなにたくさんのデザートはないのですが、「神父さんのホイリゲ」には、信者の皆さんたちが持ってきたケーキがたくさん用意されていました

20種類くらいあったでしょうか?・・・・チョコレートたっぷりのケーキやチーズケーキのようなもの、ベリーがたくさんのったものやチョコレートの生地の上にココナッツが敷きつめられていたり・・・どれを選んだらいいか、ずいぶん迷いました。

売り子さんの役割を務めているのも信者の皆さんで、「これは何のケーキですか」ときいても、「さああ」と首をかしげるばかり・・・たくさんの人たちが持ち寄ったものなので、わからなかったみたいです。でも逆に、みんなで、「これはどんな味かしらねぇ?」なんてお話できたのが楽しかったです。

私が住む街の教会

秘蔵のリキュールこそありませんでしたが、「聖職者のワイン」というのがあったので、これこそはと思いた飲んでみました。すっきりと軽くて、ほんのり甘い、とても飲み心地のいいおいしい白ワインでした。やさしい味が印象的でした。

そして、これもどこから来るのかきいたところ、ボーイ役を務める村の薬局の薬剤師さんが、これまた「さてねぇ」・・との答え。神父さんに直接聞いてみたかったのですが、お忙しかったようで、なかなかそのチャンスに恵まれませんでした。

この日は素晴らしくお天気にも恵まれて、「神父さんのホイリゲ」に集まった人たちは、お世話をする方々も、お客さんたちも、みんなとても朗らかで、笑顔でいっぱいでした。

この「神父さんのホイリゲ」ですが、いつもやっている訳ではなく、特別なイベントとして、日にち限定で営業するものです。また来年も行われるようで、今から楽しみです。

皆さま、猛暑の疲れが出てくる時期かと思いますので、お体を大切に、お過ごし下さい。

森野由み

コメントをお寄せ頂ければ幸いです。お名前はハンドルネームでOKです。

  •   WIEN というものは問題がありますが ヒットラーの出身地であるという情報に
      何か 同盟国としての 音楽的作用に 考慮する機密というものは ありますでしょう   か。 金沢手耳耳耳OSAMUというピアニスト作曲家がいますが アルカンARUKANN他奇妙  な作曲家が多数19世紀にフランスなど心理学派のようにいるといって良いでしょう。その  不気味な隠蔽性は何を意味するのでしょうか。WIEN少年合唱団と仲が良いと思われますが  本当のところ、ナチス合唱団といううことはないでしょうか。そのあたり何か心当たりは  発生するでしょうか。当方日本の超エリート殺人建築士を断罪に処すという天命を世界に
      通し切る者ですが、宮本武蔵とか 巖流とか ワインの中に罪なる聖職者が ラツィンガ  ー と バッキンガムの合流の最中 死ぬことも あるでしょう。
       -- 伊藤 文彦 2010-09-18 (土) 11:16:25
  •  初めてコメントさせていただきます! わたしはずーっと『ウィーン』に憧れ、いつか町中がコンサートホールになる時期に行きたいと思いつつ、子供の学費稼ぎや自分の仕事の都合でいけずにいます。 11月13日(土) 神戸、酒心館のソプラノコンサートに、行くので始めて森野さんのHPをお訪ねしたしだいです。 ウィーンで生活なんて憧れ中の憧れです。

    モーツアルトも大好きで、クラシックの広がりのある深い音色や世界も大好きです。

    いつか本当に『ウィーンの町に立つぞ!!』と思っています。 

    当日、お会いできるのとソプラノの音色を楽しむにしています。(私も『神戸フロイテ合唱団で12月22日 第九にソプラノで出ます!何年振りかにまたコーラス再会したところです)

    -- 柴犬ポッキーのママ 2010-09-18 (土) 15:42:47
  • お便りくださってありがとうございました!
    こちらはすっかり秋で、紅葉もはじまり、きれいです。
    日本でのコンサート、私も楽しみにしています。
    おめにかかれるのを楽しみにしつつ・・・ -- もりのゆみ 2010-09-28 (火) 19:33:57

認証コード(0398)

8月のお便り

シェーンブルン宮殿にて

親愛なるみなさま

残暑お見舞い申し上げます。

日本はずいぶん暑いようですが、いかがお過ごしでしょうか?

こちらはすっかり、夏の休暇気分で、国全体がのんびりした雰囲気です。

ペータース教会にて

7月に入ってから私が乗るオーストリア連邦鉄道の路線が「線路工事」とかで、一定の区間、電車が走りません。そのため代行バスが、その区間を走るのですが、このバスがいつも遅れるので、電車の時刻表なんてないに等しい感じです。

マリアテレジアの像

ウィーンに出るのには普段だと、一回乗り換えてちょうど1時間なのですが、この「線路工事」が始まってからは余裕をみて、1時間半から2時間くらいを考えていなくてはなりません。こんな状態が夏休みいっぱい8月のおわりまで、結局2ヶ月間続くのですから、鉄道ものんびりしたもんだなあと思います。でもきっと大変な作業なのでしょう…

夜の国立歌劇場、夏は休演中です

さて、ちょっと前に日本から友人がこちらへ遊びにきました。

彼女はウィーンが初めてだったので、私も一緒に旅行者気分でウィーンの町を観光しました。美術史美術館,市庁舎、シュテファン寺院、シェ-ンブルン宮殿、分離派館など…いろいろと回ってみるうちに、ウィーンは「歴史」の宝物で溢れている町だなぁと、改めて思いました。

美術史博物館にて

今回は、その時に撮った写真も合わせてご紹介しましょう(写真はクリックすると、大きな画像になります。拡大した写真を連続してご覧になることもできます)。

観光客で溢れて活気づいているこの町の、この通りを、モーツアルトやベートーヴェンも歩いていたのかなあ…と思うと本当に不思議な感じがします。

ホイリゲにて

以前は石畳だった地面も、このところきれいになって歩きやすくなりましたが、古い建物で挟まれた小さい通りには、昔々の時代にすっーとタイムスリップできる雰囲気が漂っています。

観光スポットをだいたい見終わったあとは、1日郊外へ足をのばしてみました。
朝からグンポルツキルヒェン‐GUMPOLDSKIRCHEN‐という、ウィーンの南方にあるワインで有名なホイリゲの村に出かけました。

ワインになるブドウ

お昼はその村のワイン農家の可愛らしいお庭で、自家製ワインとちょっとしたおいしい食べ物をいただきました。

いいお天気に恵まれて、まだ若いぶどうが太陽に照らされてとてもきれいでした。

夕方からはグラーフェンエッグ‐GRAFENEGG‐というところへ音楽会を聴きに行って来ました。ウィーンの楽友協会のところから専用のリムジンバスが出ており、1時間くらいのところです。

グラーフェンエッグのお城

素敵なお城があって、広くて気持ちのいいお庭ではコンサートの前の食事やワインを楽しむ人や、散歩を楽しむ人がゆっくりと時間を過ごしていました。ここでは年間を通して音楽会をやっていて、特にこの夏の時期は野外でのコンサートも多く、有名な指揮者や演奏家たちがやってきます。

この日は珍しい古楽器のオーケストラとマグダレ‐ナ・コジェナという美しいメゾソプラノとのバロック音楽のコンサートで、野外ではなく、とても素晴らしいコンサートホールの中でありました。

グラーフェンエッグのオリジナルチョコレート

…友人がウィーンに遊びに来てくれたおかげで、ウィーンの町の魅力を改めて堪能した日々でした。

日本は、立秋を迎えても、まだまだ暑い日が続くと思いますが、どうか,皆さま、お体には気を付けてお過ごしください。

森野由み


認証コード(3163)

7月のお便り

ウィーンのお庭

お元気でいらっしゃいますか?
オーストリアはすがすがしい初夏を迎えました。
陽の光はまぶしくて力強いのですが、涼しいさらりとした風がとても心地よいです。

こちらではこの夏の時期、野外でのコンサートが頻繁に開かれます。
また「ウィーンの伝統」ともいうのでしょうか、音楽好きのご家庭で、おうちを開放しお客様を招いて、音楽会をされます。庭先までピアノを運んで、素敵なお天気の中、お庭で演奏したり、またはお屋敷の中だったり・・・
その昔、皇帝や貴族が、自分のお屋敷で、音楽や踊りを、親しい仲間と楽しんだ名残なのかなあ…と思います。

溢れんばかりのお客様に、シャンパン(オーストリア風には“セクト”といいます)や、お菓子や、おいしい食べ物がふるまわれ、実に楽しくにぎやかな雰囲気です。

・・・・そんなホームコンサートで歌ってよ、と言われて「気楽に考えて」参加したころは、その楽しい雰囲気を味わう気分にはなかなかなれませんでした。
たくさんのお客様の中には、音楽ファンに混じって、宮廷歌手の称号を持つ声楽家や、有名な音楽家や大臣なども居たりして、私が考えていたような「お気楽」な感じとは、ほど遠いものでした。リハーサルを充分にする普通のコンサートと違って、そういうホームコンサートではリハーサルなどない上に、初めて顔を合わせるピアニストとまさに「ぶっつけ本番」なのですから、慣れない私には、心臓が飛び出るほど、ドキドキ…といった状態でした。

しかし、ピアニストの方はさすがです。ピッタリとあわせて下さるし、ご機嫌なオペレッタやウィーナーリートの時には、伴奏も即興になったりして、ワクワク度が増します。何しろ「気楽で楽しいコンサート」なので、そんな遊びがあると、雰囲気はいっそう盛り上がります。

先日あったホームコンサートでもちょっとしたサプライズがありました。
本プログラムの終わった後に、お客様の中で、オーストリアの伝統的な楽器演奏で有名な方がいらしたのですが、ご愛用のツィーハルモニカと言われる、アコーディオンによく似た楽器を取り出し、ウィーンのメロディーを次々に演奏しはじめました。ご自分でもお歌いになったり、それに私たちも飛び入り参加したりと、最後は大喝采で幕となりました。

演奏のあとは、すっかり涼しくなったお庭にみんなで座り、今度は、俳優さんが一冊の本を取りだして、舞台さながらにお話を読んでくださいます。
それにじっと耳を傾けているうちに、遅くまで明るい夏の夜もゆっくりと傾いていきました・・・・

そちらはいかがですか?
お体には気をつけてお過ごしください!!

  • ガーデンコンサートですか。さすが、ウィーンですね。日本でも、こういったガーデンコンサートができるといいですね。ぜひ、来日コンサートの際にご検討いただけると幸いです。 -- アイゼンシュタイン 2010-07-07 (水) 20:43:01
  • こんにちわ、アイゼンシュタインさん!
    そうですね。 日本にも素敵な庭園がたくさんありますよね。そんなところでできたら素敵ですね。飲み物のグラスを片手に・・・なんて・・ -- もりのゆみ 2010-07-10 (土) 04:55:25

認証コード(5028)

6月のお便り

若針

親愛なるみなさま、いかがおすごしでいらっしゃいますか?
大変ご無沙汰しております。

「素晴らしく美しい月」といわれる5月が、お天気に恵まれないまま過ぎ、6月になってしまいました。こちらでは梅雨がないので、いつもなら6月に入ると、「夏気分」なのですが、今年はどうしたわけか、このところ毎日のように雨か嵐で、真っ青な高い空を見上げることが少ないです。

私の住んでいるところは、ウィーンから車で30分くらいの郊外で、自然にとても恵まれています。リスやシカの親子が庭にやってきたりします。

・・雨が上がって少し青空がのぞくと、慌ててお買い物に出ます。

こんなに毎日お天気が悪くてもいつのまにか色とりどりの花が咲いていたり、若葉が陽に照らされてきらきらしているのを見ると、自然の生命の強さに感動します!  このあたりは、もみの木のような針葉樹が多いのですが、この針葉樹の若い葉なる「若針」がとても可愛いのです。

針葉樹というだけあって、年月のたった針は硬くてちくちく痛いのです。それが、この「若針」はそれはそれは柔らかくて、つるつるなのです。「若針」をつけたもみの木は、枝先にぽわぽわと飾りをつけたようで、とてもおしゃれな感じです。

こうやって、この「ぽわぽわ」をさわったり、野ばらの香りをかいでみたり、「ああ、もうさくらんぼの実ができてる!!」なんて、あたりをきょろきょろしながらのんびり歩いていると、いつのまにか灰黒色の雲が空を覆ってあたりが暗くなるので、また慌てて家に帰ります。 本当にお天気が変わりやすいんです。

今朝も素晴らしく素敵なお天気でしたが、お昼になるころにはまたすっかり曇ってしまって・・・・・と言っているうちに、雷がごろごろなりだしました!!

今日はこの辺で。

コメントをお寄せ頂ければ幸いです。お名前はハンドルネームでOKです。

  • ホームページがリニューアルされて、雰囲気が変わりましたね。外国語版のサイトもできたようで、今後のご活躍が楽しみです。
    日本公演の具体的な内容が楽しみです。 -- Feri 2010-06-21 (月) 10:50:05
  • メッセージとてもうれしかったです!
    どうもありがとうございます!!
    -- もりのゆみ 2010-07-05 (月) 03:33:09

認証コード(0299)

a:6219 t:1 y:0

powered by Quick Homepage Maker 4.27
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

Designed by Stromvergleich QHM Temps

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional